自宅鑑賞
仕事も本当に少しづつ、呼ばれるようになってきた。
ほぼ100%、オンラインライブ。
まだリアルにお客さんを入れてライブをやるには、
リスクが高いのと、何よりお客さんが楽しめない。
オンラインライブはライブの代わりにはならないが、
映像作品として楽しめるような工夫を施さなければいけないので、
普段と頭の使い方を変えなければならない。
6月7月とそこまでたくさんではないが、
オンラインライブを観た。
クレイジーケンバンド、fishmans、suspended 4th、カネコアヤノ、SYNCHRONICITY FESTIVAL、DEPAPEKO
いろんなジャンルの音楽を味わった。
中でもお客さんを少し入れて行われたDEPAPEKOのライブは素晴らしかった。
お客さんとアーティストが作り出す相乗効果の空間は、画面越しでも観ていて伝わってきた。
早くあの空間を担当アーティスト共に過ごしたいと思ってしまった。
こういったオンラインライブはお客さんの聴く環境・観る環境がフェアではない。
なんかしら推奨環境を提案しなければならない。
僕も担当アーティストのオンラインイベントでは、
何で聴いた時の音を正解にするかを考えた。
ヘッドフォン・イヤホン推奨
fishmansのオンラインライブを観た時に音のミックスを担当されているエンジニアの方が、度々ロー(低音)に関して、言及していた。
PCやスマホのスピーカーではベースやバスドラのロー感を感じられない。
なのでイヤホンやヘッドホンで大きい音で聴いてくれと再三言っていた。
これは本当にその通りで全然体感が違う。
酒の進みも笑
ライブハウスで爆音で聴いていた低音は、
PCやスマホのスピーカーでは表現できないのだ。
ちなみに家に良いスピーカーがあれば、
話は違ってくる。
担当アーティストの時は、事前に推奨環境は告知した上で、
音の正解をイヤフォン、もっというならiPhoneのイヤフォンで聴いて、
基準を作った。
家でもリハーサル音源を何回も聴いて、
本番の収録までシュミレーションをした。
本番も良い音が取れて、
映像と音を一緒に聴いた時は、これだ!!とちょっとガッツポーズもしてしまった。
ライブの代わりにはならないが、
また違った作品になったことは紛れもない事実。
しばらくはこう言った良質な映像作品を作ることが、
アーティストと一緒にやらせて頂くことが多くなりそうだ。
映像と音の演出
ちなみにライブではあまり感じていなかったことも
今回にオンラインライブで見えてきた。
目で入ってくる映像の情報が、
音をうまく補完してくれる場合がある。
音で入ってくる情報より、
目で入ってくる情報の方が、キャッチーな気がしている。
実際エンジニアの方も言っていた。
音単体で聴いているのと、映像と一緒に聴こえてくるのでは、
音の聴こえ方が違ってくる。
ライブハウスで、普通のライブをやる。
それを映像で流す。
ライブDVDと同じことをしていたら、
絶対にコンテンツとして、良質と思われない。
映像で見せられる最高の景色を考えないといけない。
ロケ地、カメラの撮り方、アーティストの映り方、ありとあらゆることに真剣に磨り減らさないといけない。
またコロナ渦で一つ難しいフェーズに入ったなと感じている。
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